アンクル・チャッキーの名盤紹介

私が名盤だと感じるCDアルバムを、次々と紹介していくブログです。読者様の心のどこかに引っ掛かって貰えれば、嬉しいです。

レッド・ツェッペリン『レッド・ツェッペリン』

ジェフ・ベックエリック・クラプトン、と続き、やっぱりジミー・ペイジで来たか、と思わせておいて、今回語るのは、ジョン・ポール・ジョーンズである。

 

レッド・ツェッペリン…。高校生の時初めて聴き、大学生の時夢中になってどっぷり浸かり、社会人になってちょっと敬遠していたレッド・ツェッペリン。だが、その魔力はやはり強烈なものであった。ここに来て、また私を虜にしようとしている。

 

ただ、視点(聴点??)がちょっと変わった。ジョン・ポール・ジョーンズのベース・プレイに耳が行く。

 

ヴォーカルのロバート・プラント、ギターのジミー・ペイジ、ドラムのジョン・ボーナム。他の3人は、華やかで派手で、実に目立つ。その中で、ひっそりと低音をつま弾く男、ジョン・ポール・ジョーンズ

 

だが、よく聴くと、実にテクニカルなプレイをしているのが分かる。ただ、それを前面に出さない。敢えて、下支えに徹している。

 

ジャコ・パストリアスのようにハーモニクスを使用したり、フリーのようにスラップでゴリゴリ押したりするわけでもない。そういうトリッキーな部分が少ないだけに、話題に登りにくいのかもしれないが、彼のベースは、やたらと耳に残るのである。言うなれば、スター性のある他の3人を上手く持ち上げ、際立たせながら、自分も静かに主張し、実は、最も楽曲の根幹を支えているプレイヤーだったのではないか。

 

 

私は、ギターもアコギ・エレキと持っているが、ベースも4弦・5弦と2本持っている。今までは、ギターをメインに考えていたのだが…。…どうもベースの方が相性がいいようだ。まず、同じフレーズを反復して弾くのが楽しい。これは、ベースを弾くにあたって必須の条件だろう。そして、頑張れば、耳コピできる。ベースは基本、単音弾きの楽器なので、指板上を探せば、音が拾える。これがギターだと、和音が入ってきて、私の単純な音楽脳では把握できないのである。…端的に言えば…、簡単なのである(笑)。(もう一つ言えば、耳コピできるため、スコアを買う必要がなくなる!金の無い私にとっては、何よりのことである。)

 

これから、ベースに嵌まり込んでいきそうな予感が抑えられない私であるが、その際に目標とするべき人、というのを設定したいな、と、 思考を巡らせた後に辿り着いたのが、このジョン・ポール・ジョーンズだったのである。この佇まい…。かっこいいっしょ!

 

…というわけで、これからちょくちょくベース談議が入り込んでくるかも、という予告を残して、今回は去ります。ちなみに、レッド・ツェッペリンを聴いたことない人へ。彼らは問答無用で、ロック界におけるトップバンドです。ビートルズストーンズ?クイーン?…問答無用!!聴き始めようと思った方は、このファーストアルバムから順に聴いていくことを、心から推奨致します。

 

 

 

レッド・ツェッペリン(紙ジャケット)

レッド・ツェッペリン(紙ジャケット)