アンクル・チャッキーの名盤紹介

私が名盤だと感じるCDアルバムを、次々と紹介していくブログです。読者様の心のどこかに引っ掛かって貰えれば、嬉しいです。

2015-01-01から1年間の記事一覧

スキャンダル『スタンダード』

最近やたら気になるミュージシャン(バンド)その①。 このバンド、実際に聴く前から気になってはいたんです。女の子バンドって、ありそうで実はそんなに無い。クオリティを求めると、売れ線に乗るまでの段階に到達するのが、実際稀な例なんだろう。それに、…

ファットボーイ・スリム『ガター・アンド・スターズ』

『ロングウェイ・ベイビー!!』にしようか、あるいは『パルーカヴィル』か、とも思ったが、これにする。『ガター・アンド・スターズ』。 よくCDに付いている帯には、一番上にその音楽の分類が書いてある。このCDの分類は、DANCE/ROCKだ。CD屋の棚では、TECHNO…

稲葉浩志『マグマ』

この人も、ただ悠然と階段を上って来たのではない。 恐らく、日本の音楽業界史上で、最も成功を手にした男、稲葉浩志。ミュージシャンとしての素質を、生まれながらにして100%持っていた男。そんな風に取られてしまうことも多いだろう。 だが、このアルバム…

ジェイムス・テイラー『ゴリラ』

この世で「普通」でいることの難しさ。 このジェイムス・テイラーという男、音楽人としてはそうなのかは分からないが、人間としては、とても理想的な生き方をしてるように思えて仕方ない。 その風貌、歌声から、良心的な人柄が手に取るように判る男である。…

ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス『アクシス:ボールド・アズ・ラヴ』

最初にこのアルバムを聴いたのは、中学生の時だった。その時の印象を一言で言い表すなら…、「吐き気」である。 (笑)とんでもない出だしですね。いや、実際「吐き気」を催したんです。1曲目の「EXP」を聴いたとき。フィードバックしたギターの音が、遠くに…

Break Time

毎回、CDを紹介していくのもいいのですが、たまには閑話を盛り込みたいと思います。 毎日、色々なことが起こるもので、それぞれの出来事全てに上手く対処できるもんでもないようです。私なんかは、本当にあっちに気が行ったり、こっちに目が行ったりで、そう…

ジム・ホール~ロン・カーター・デュオ『アローン・トゥゲザー』

私の心は疲れやすい。どうも多少なりとも過敏なようで、ちょっとのことでへとへとになってしまう。 となると、どうしても「癒し」が無いと、やってられない。色んな事の起こる毎日だからね。何をもって癒すか。そうです。こんなブログ書いてる位だから、「音…

クイーン『シアー・ハート・アタック』

名作『クイーンⅡ』と代表作『オペラ座の夜』の間に発表された、これも見過ごしてはならない名盤である。 まず、「ブライトン・ロック」。ブライアン・メイの長尺ギターソロが聴ける、とても耳馴染みの良い曲だ。このバンドの場合、ヴォーカルのフレディ・マ…

フリートウッド・マック『噂』

史上、最もバランスのとれたバンドはどれか。 イエス??ヴォーカル・ギター・ベース・ドラム・キーボードにそれぞれ弩級のプレイヤーが揃っている。『こわれもの』や『危機』の時代のラインナップなんて、最強と言えるかもしれない。…だけど、少し軟弱…。 …

ブルース・スプリングスティーン『BORN IN THE U.S.A.』

このアルバムを語る上でよく言われるところの、「間違った認識」をされているアルバムである。レーガン大統領が、選挙活動にこのアルバムのタイトル・ソング「ボーン・イン・ザ・U.S.A.」を使用したことで、あたかもこれがアメリカ賛歌のように受け取られて…

フェアポート・コンヴェンション『リージ&リーフ』

このグループに、強く憧れた。 大学生の時、今は無き、新宿のヴァージン・メガストアで、このアルバムと、Richard and Linda Thompson『I Want to See The Bright Light Tonight』(どちらも輸入盤)を購入した。当時はまだ、国内盤よりも破格の値段で買える…

マイク・マイニエリ&フレンズ『ホワイト・エレファント』

皆さんは、サラリーマンとミュージシャン、どちらが夢のある職業だと思いますか? 人々にこう問いかけたら、どのような答えが返ってくるだろうか。…答えは簡単。95%の人が、「ミュージシャン」と答えるだろう。 こう考えると、「夢」って何なんだろうなあ、…

ニール・ヤング&クレイジー・ホース『ライヴ・アット・ザ・フィルモア・イースト』

一時期、というかかなりの長い期間、ニール・ヤングの生き様に惚れ込んでいた。 激情と儚さの狭間でゆらゆらと揺り動くような、不安定な生き方。成熟することを拒むような強い意志と、結局何も得られないような寂しさ。 この人は、「変わらないこと」を選ん…