アンクル・チャッキーの名盤紹介

私が名盤だと感じるCDアルバムを、次々と紹介していくブログです。読者様の心のどこかに引っ掛かって貰えれば、嬉しいです。

《JAZZ SESSION "Moment"~音楽が生まれる瞬間~》

え~、ちょっと間を置いての、久々のブログです。

 

以前、このブログで、私がニューヨークに行き、「本場のジャズ・クラブに行ってくる!」と言っておきながら、実際にNYに行ってみると、ビビッてジャズ・クラブの門をくぐれなかった、というお粗末な出来事があったことを、軽くお知らせしましたが、覚えている人ももしかしたらいるかもしれません。

 

実は、今日、日本で(渋谷で)、ジャズの演奏を、聴いてきました。私にとって初めての、ジャズの生ライブです。

 

コンサートのタイトルは、今回のブログのタイトルの通りです。

 

場所は、代々木上原の、MUSICASA(ムジカーザ)というところで、ベース・金澤英明、ピアノ・栗林すみれ(敬称略)という、たった2人だけのジャズ演奏でした。

 

ジャズの生演奏を、本格的に聴いたのは初めてだったということもあるのかもしれないが、演奏中ずっと感じていたことは、「…こりゃ、スゲーや…。」というものだった。もう何度も何度も心の中で、連呼していました。

 

この方たち、相当有名な方たちだと思うのだが、私は2人とも知りませんでした(すいません)。栗林(敬称略)の方は、ジャズ界の期待のニュースター、金澤(敬称略)の方は、数々の強者とセッションをし、世界で活躍する大御所のようだ(すいません、知りませんでした。)。

 

この演奏を聴きに行ったのは、ちょうど今日ぐらいが、ライブに行きたいと感じていた日だったのと、4,000円という入場料の安さからでした…。

 

内容は…、4,000円を軽く超えていた…。ジャズの生演奏というものが、こんなに熱いものだとは、想像はしていたものの、軽く想像以上だった。

 

何が凄いって、別にロックのように、ビートを取っているわけでもないのに、体が無意識に動いてしまう、ということである。ロックの8ビート?(ここら辺は、詳しくない)とか、そういう規則的なものがあるわけではない。なのに、演奏されるメロディーの下に、ちゃんとリズムがある。

 

それで、これは「多分」なんだが、即興部分が、かなりあったんだと思う。ジャズというものは、そういうものだと思うから。ただ、どこら辺がはっきりと即興なのか、ちょっと判らなかった。というか、簡単に言えば、即興だったかもしれない部分があったとしても、もう完全に一つの曲として、ほとんどちゃんと完成されていたもののように聴こえた、ということである。即興…、だったんだろうなあ。…だとしたら、ミュージシャンというものは、本当に凄い。音楽を目指したことのある人間として、到底手の届かないところにいるなあ、と深々と感じ入ってしまうのであった。

 

あと、ピアノの栗林は、ピアノを弾きながら、声を出して、メロディーをなぞることがある。何となく、キース・ジャレットを連想させた。そして、乗ってくると、足でリズムを取ったり、椅子から腰を浮かせたりし始める。これが、とても躍動感があり、観てる方も、熱が上がってくる。

 

一方ベースの金澤は、熱くなってくると、指がもう縦横無尽に動く。ベースと言っても、エレキではなく、アコースティックの、ダブル・ベースと呼ばれる方である。もう全身で、低音を矢継ぎ早に紡ぎ出す様子を、私は、ほとんど瞬きもできずに見入ってしまった。

 

途中、「もしかしたら、走ってる(演奏のペースが速くなること)??」と思ったところもあった。その時の高揚感と言ったら!演奏者本人たちも、聴いている人たちも、一体になって熱くなってる!と感じる瞬間が、何度もあった。なんか、家でジャズのCDを聴いているのとは、やっぱり全然違いました。

 

これも、即興ゆえなのかもしれないが、「きて」欲しいところで、ちゃんと「きて」くれる、という嬉しさも感じた。ちゃんと、ツボを押してくれる気持ちよさがあった、と言いますか。そして、曲のクライマックスに向かい、どんどん高揚してきて、最後の一音まで気の抜けない、もう、全部の音を無視できない、という感じであった。あの、アンコールの、「峠の我が家」…。…最高のクライマックスでした…。

 

 

…なんか、初めての体験だったので、なんか上手くまとめられないっす。ただ、とにかく興奮しました。

 

今後も、特にジャズを中心に(今回が、あまりに良かったので)、実際のライブを観に行く機会を増やそうと思っています。そのたびに、ライブレポートでもないですが、感想を述べていけたら、と思っています。

 

あ、ちなみに、今回の出演者の、最新CDアルバムを、以下に紹介しておきます。

 

私も、勿論買います!

 

 

 

TRAVELIN' トラヴェリン

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  • 発売日: 2015/10/21
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Boys featuring SHUN

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  • アーティスト: 金澤英明,石井彰,石若駿,類家心平,井上銘,高橋佑成
  • 出版社/メーカー: Studio TLive Records
  • 発売日: 2015/04/04
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