アンクル・チャッキーの名盤紹介

私が名盤だと感じるCDアルバムを、次々と紹介していくブログです。読者様の心のどこかに引っ掛かって貰えれば、嬉しいです。

大塚愛『LOVE COOK』

胸の中で、こう、何か灰色っぽい、細い糸のようなものが、モヤモヤ、ウジャウジャして、なんか蠢いているのです。

 

その何とも捉えようの無い、得体の知れない何かが、私にストレスを与え、同時に私を前に進めようと突き動かすのであります。

 

 

…何言ってんだか。

 

 

えー、あけましておめでとうございます。今年1回目の「アンクルなんたらの名盤なんたら」です。

 

初夢を見ました。初夢はいつ見た夢か?というのには、諸説あるようで、31日と1日の夜、1日と2日の夜、2日と3日の夜など、どうも定まっているわけではないそうな。ただ、今日の朝、夢を見ました。内容は、両足に、金剛力士像のような刺青を入れられる、というものです。なかなかいけてるな、とも思ったのですが、世間の目が…、とか、もう銭湯に行けない…、とかいろいろ悩んでたところで目が覚めました。

 

悪夢?とも思ったのですが、ネットで軽く調べてみると、刺青の夢は、決して悪い夢ではないようで、運気がアップしている兆候だとか。

 

ま、1年のスタートとしては、まずまずです。

 

 

さて、今年最初の名盤は、迷わず、大塚愛である(迷ったくせに)。大塚愛…、今は何をしてるやら。最近ほとんどテレビで見なくなった大塚愛であるが、2000年代の10年間を牽引した、平凡そうに見えて非凡な才能の持ち主だと思うのである。

 

真面目くさってこの人のことを語ろうとすると、そのふざけ具合に筆が止まってしまう。だからと言って、おちゃらけ態度でこの人のことを語ろうとすると、このアルバムにも収録されている、「プラネタリウム」のような名曲が流れてくるのだから、困る。

 

この人の場合、この振れ幅こそが、最大の魅力なんだと思う。そりゃあ、誰でもいろんな面を持っているもので、そこが特別なんだと言い切れるわけでもないのだけど…。…なんか凄いんだよ、この人。だって、この人の場合、作詞も作曲も自分でやってるわけでしょ?で、自分で歌っちゃうわけでしょ?まあ、シンガーソングライターなんて、この世に五万といるわけで、そこを突かれると困ってしまうわけだが…。センス?…センスなんだろうな…。

 

誰かが言ってた、気がする。「センスとは、知識と経験の量から生まれる。」とか。…そんな感じなんだよなあ、大塚愛。振れ幅があり、そのどっちの振れ方でもセンスを発揮できるということは、それだけ幅広い知識と経験があるのだろうな、と思ってしまうのである。

 

それにしても…。「プラネタリウム」は名曲だと思う。大塚愛だからこそ作り得た、最高のポップソングだと思う。この言語感覚…、作曲センス…、「凄い」としか言いようがない。

 

いや、他の曲もホントに凄い。詞と曲が凄くマッチしてる。そこはやっぱ、詞も曲も大塚愛が一人で全部やってるからこそなんだろうけど、数多くいる他のミュージシャンの作る曲と比べても、なんか凄い。

 

この人の場合、自分をよく知っているのだと思う。自分をよく観察して、他の人の言葉は真似しない。自分の中から紡ぎだした音楽だからこそ、強いし、光り輝く。

 

人の真似をするのって、簡単なことなのである。これだけ多くの知識や情報が行き交う今の世の中で、人の真似をすることが当然、という感じになってしまっているかもしれないが、こんな時代だからこそ、自分を真剣に見つめる、ということが大事なのではないか。「一人として、同じ人間はいない」とは、昔からよく言うことではないか。だから、本当に自分をよくよく見つめれば、他の誰にも出来ない、自分にしか出来ないことというものが、必ずあるはずなのである。あるはずなのに、途中で自信が無くなって、既存の価値観に迎合してしまう。…実に、実に勿体ないっすねぇ。

 

 

というわけで、そう言ってる自分が他の人の意見に流されていては、どうも格好がつかないので、今年は、自分らしさというものを、なるべく追求していく1年にしたいと思います。良い1年になるか、悪い1年になるかは、結局はその人の心掛け次第だと思うので、「良い1年」を自分で作り出す、くらいの気持ちで、仕事に、趣味に没頭していきたいと思います!

 

 

 

LOVE COOK(通常盤)

LOVE COOK(通常盤)