アンクル・チャッキーの名盤紹介

私が名盤だと感じるCDアルバムを、次々と紹介していくブログです。読者様の心のどこかに引っ掛かって貰えれば、嬉しいです。

はっぴいえんど『風街ろまん』

 おそらく、今年最後の名盤紹介になると思います。最後にふさわしく、日本における伝説的バンドの、伝説的名盤を紹介します。

 

とにかく、メンバーが凄い。大瀧詠一細野晴臣松本隆鈴木茂の4人。後の日本の音楽シーンを牽引していく、大物がずらりと揃っている。

 

大物ばかりだから、どれだけたいそうな楽曲が並んでいるんだ、という感じで聴き始めると、ちょっぴり肩透かしを食らうかもしれない。聴く人によっては、地味すぎて、あんまり好きになれないのかもしれない。

 

実際、私自身も、最初聴いたときは、肩透かしを食らった。大学生の時である。…ただ、今でもことあるごとに棚から取り出して聴いている。そして、聴くたびに発見の多いアルバムである。

 

最近のブログで、私はベースを本格的に始めた、というようなことを書いたが、本格的とは言ったものの、やっぱりあんまりまだ練習できていなかったりする。「耳コピする」というようなこともちょっと書いたが、やっぱりまだ難しい、というか、Amazonでいい本を見つけてしまったので、ついそれを買ってしまった。

 

ベース・スコア ベーシストが弾きたい名曲・人気曲あつめました。

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ベース・スコア ベーシストが弾けたらカッコイイ曲あつめました。

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ベース・スコア ベーシストが弾きたい超定番曲あつめました。【改訂版】

ベース・スコア ベーシストが弾きたい超定番曲あつめました。【改訂版】

 

 

この3冊、凄いんです。古今東西の名曲が、所狭しと載っている。ベースだけのスコアでこういう本って、あんまり無かったと思うから、もう熟考することなく、即買いしてしまった。本当に、古今東西で、海外、日本のジャズ、ロック、ポップスが、時代を問わず、1冊で40曲くらい載っているのである。その中で、私がまず弾けるようになりたいと思ったのが、「ベーシストが弾けたらカッコいい曲あつめました。」の中の、「風をあつめて/はっぴいえんど」なのであった。この曲の難易度は、★1つ(最高難度は、★5つ)。

 

で、『風街ろまん』の中に、この名曲「風をあつめて」が収録されているわけだが、こうやって実際にベースで弾いてみると、細野晴臣(このバンドのベーシスト)、というか、はっぴいえんどの凄さが、ビンビンに解るのである。

 

今までの私のギターの練習から理解したことは、名曲というのは、実際に楽器で演奏してみると、実に気持ちのいい曲である、ということである。弾き手が気持ちいいから、聴く側も気持ちよく聴ける、という論理である。

 

で、この「風をあつめて」も、ベースで弾いてみると、実に気持ちよかったのである。この曲は、多分はっぴいえんどの曲の中でも、一番有名な曲だと思う。やっぱり名曲というのは、曲の強度が違うな、と思った瞬間でした。

 

「風をあつめて」以外にも、このアルバムに収録されている曲は、本当に名曲が多い(例えば、「夏なんです」や「抱きしめたい」)。全部弾きたくなってしまうが、いかんせんスコアが無いので、まずはとりあえず、「風をあつめて」をマスターします。

 

 

風街ろまん

風街ろまん

 

 

 

 

…ということで、今年の「アンクル・チャッキーの名盤紹介」は、これで最後になります。来年の目標は、あまり偽悪的にならずに、人間らしく生きる、ということです。なんのこっちゃ。まあ、言ってみれば、ちょっとした、癖なんですよ、悪ぶるのが。悪いことをする勇気があんまり無いくせに、まあ無いからこそ、ちょっと悪びれてみたくなってしまったりするのですが、あんまりいいことでもないことが少しずつ判ってきたので、まあ無理はせずに、ありのままの自分で行こうかと。

 

今年、このブログを見てくださった皆様、本当にありがとうございました。来年は、もっとそのアルバムの良さが伝わるようなブログが書けたらな、と思っています。来年もどうぞ、よろしくお願いします。