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アンクル・チャッキーの名盤紹介

私が名盤だと感じるCDアルバムを、次々と紹介していくブログです。読者様の心のどこかに引っ掛かって貰えれば、嬉しいです。

『トーキング・ラウド・ミーツ・フリー・ソウル(1)』

 アシッド・ジャズの名曲が、これ1枚でお腹いっぱい楽しめるという、なんとも贅沢なコンピレーション・アルバムである。

 

アシッド・ジャズ」。この言葉を聞いたことがあるだろうか。80年代後半にイギリスで生まれた、クラブ・ミュージックである。「ジャズ」という言葉が入っている通り、ジャズのエッセンスが多く詰め込まれており、同時にヒップホップの要素も多分に盛り込まれている。こういった音楽が、当時イギリスで大きなムーヴメントとなっていたのである。

 

従来のジャズ愛好家からは、これはジャズの範疇に入らない、という声もあったようだが、私としてみれば、非常に「ジャズ」を感じる音楽である。まさに、新しい時代に生まれた、新しい「ジャズ」だった、と思うのである。

 

「トーキング・ラウド」というのは、このアシッド・ジャズの音楽を牽引していたイギリスのレーベルの名前で、この手の音楽は、ほとんどここが引き受けていたという感が強い。

 

もう一つ、「フリー・ソウル」というのは、日本の橋本徹氏が、90年代中頃から、主に過去の黒人音楽に光を当て、編集された、一連のコンピレーション・アルバムのことである。

 

この2つのものが、がっつり組んで作られたのが、この『トーキング・ラウド・ミーツ・フリー・ソウル(1),(2)』である。(2)は未聴だが、「アシッド・ジャズ」が最も熱かった90年代前半の楽曲が収められているのは、この(1)の方であり、とにかくまず聴いて欲しいのは、こちらである。

 

私が、このムーヴメントの中で一番好きなグループ、ガリアーノの代表曲が5曲も選曲されていて、実に嬉しい。他にも、ヤング・ディサイプルズや、インコグニートの代表曲も入っていて、本当に聴きどころ満載である。

 

このムーヴメント、どんな意義があったのか、と思いを馳せると、やはり遥か昔に生まれた「ジャズ」という音楽を、現代の言葉で翻訳した、というようなところにあると思う。そして、「ジャズのカッコよさ」を再提示したところに、大きな意味があると思う。

 

「ジャズ」という音楽は、実にカッコいい音楽である。初期のビッグ・バンド的な形態の時のものは、私はあまり惹かれないのだが、チャーリー・パーカーだとか、マイルス・デイヴィスが出てきた辺りから、この音楽が、実にスリリングな魅力を持ち始めた、と思っている。それは主に、「即興」という要素に、大きく依っていると思う。聴き手はおろか、本人でさえもその後の展開が予想できないような、その場限りの音楽。それだけに、その曲が、最高のものになるか、最悪になるかは、演奏される時点にならないと、判らないのである。そこに、私はカッコ良さを感じるのだが、「ジャズは生演奏が基本でしょ。」とよく言われるのは、そういった「即興」の要素が、そのキー・ポイントになっているのであろう。

 

そこで、私が、「生でジャズ聴いたことあんの?」と聞かれれば、「ないです。」と答えることしかできないのが、寂しい。ジャズ・クラブなど、行ったことがないのです。

 

ということで…。

 

 

来週、アメリカに1人旅立ちます。

 

で、本場のジャズを、生で聴いてきます。

 

「いきなり本場かよ。」という声が聴こえてきそうですが、何事も最初が肝心。一発目から本家本元の演奏を聴いて来ようと思います。

 

ちなみに、海外旅行は2度目。一人海外は初めて。…かなりブルってはおりますが…。

 

 

でもとにかく、アメリカの風を、存分に肌で感じてきたいと思っています!何か報告できることがあれば、このブログでお伝え出来たら、と思っています。See you again!

 

 

 

フリー・ソウルMEETS トーキング・ラウド(1)

フリー・ソウルMEETS トーキング・ラウド(1)