アンクル・チャッキーの名盤紹介

私が名盤だと感じるCDアルバムを、次々と紹介していくブログです。読者様の心のどこかに引っ掛かって貰えれば、嬉しいです。

スキャンダル『スタンダード』

最近やたら気になるミュージシャン(バンド)その①。

 

このバンド、実際に聴く前から気になってはいたんです。女の子バンドって、ありそうで実はそんなに無い。クオリティを求めると、売れ線に乗るまでの段階に到達するのが、実際稀な例なんだろう。それに、女の子バンドの場合、男バンドの場合よりも、ルックスを求められてしまうという悲しい実情があるのだろう。

 

そこでこのバンド、「スキャンダル」。写真を初めて見たときは、「クリアしてるなぁ~。でも音楽的には、ちょっと落ちるんだろうなぁ~。」とか、勝手なイメージを持ってしまっていた。で、聴かないでいたのだが、そのうち、TVでもちらほら見るようになって、ドラムの子が「太鼓の達人」でパーフェクトに近い結果を出したりして、「あぁ、それなりに実力もあるんだなあ。」とか何とか…。

 

ただ、それより何より、「スキャンダル」というバンド名が気になっていた。女の子のロックバンドのバンド名として、これ以上のものってあるのかなあ、とか思ったりしていたわけだ。実に芸能人的なネーミング。一方で、ロック的な危険さを感じさせる、でも女の子的な爽やかさを感じさせる、実に的を得たバンド名だなぁ、とか思っていた。

 

で、『スタンダード』に出会った。中古CD屋で、1,200円。『ハローワールド』も売っていたが、そっちは1,800円。迷わず『スタンダード』を買った。そして、当たった。

 

このアルバムのいいところ、それは、最初から最後まで、良い曲が揃っていること。月並みな感想だが、実際それが一番に感じるところである。1枚のアルバムを作ると、どうしても「捨て曲」というものが入りこんでしまうことが、どうしても多々ある。でも、このアルバムには、それが無いのである。曲順の構成も、きっといいのだろう。聴いていて、疲れないアルバムというのは、実はそんなにあるものではない。

 

ここで、「スキャンダル」を知らない人に、少しメンバー紹介。メインボーカルのHARUNA。美人だが、実に男前である。このバンド、ボーカルが3人いる。メインギターのMAMI。ベースのTOMOMI。そして、メインボーカル兼サブギターのHARUNA。3人ともそれぞれが、特徴的な歌声なのだが、やはりメインに置くとしたら、このHARUNAの声だろう。キレがあって、透き通っていて、実に耳馴染みのいい声である。次に、メインギターのMAMI。この人も、男前系の部類である。青く染めた髪の毛が、バンドに華を添えている。それから、ベースのTOMOMI。この子は完全にバンドの、カワイイ形の部類に入る。歌声もほとんどぶりっこである。ただし、この3人の歌が入れ替わり立ち替わりに出てくる中で、このTOMOMIの歌は、実にこのバンドの曲に嵌っている。最後に、ドラムのRINA。美人ばかりのこのバンドの中でも、一番モテるんじゃないか、と思えるくらい美人度が高いが、前述の通り、ドラムの腕は一級品である。このバンド、実はドラムの音が一番冴えているんじゃないか、と思える程だ。

 

と、一通りメンバーを紹介してみたが、ここでちょっとネットを調べてみたら、ドラムのRINAもコーラス担当らしい。すいません。私が買ったのは、『スタンダード』の初回限定盤DVD付きで、これで見る「会わないつもりの、元気でね」と「下弦の月」のMUSIC VIDEOでは、3人だけが歌ってるように見えたので…。もっと調べてから書けって感じですね。あ、よく見たら、歌ってるわ…。すいません、ラフで…。

 

まあ、とにかく、このアルバムは、どうも文句の付けようがない。出来れば、初回限定盤を買ってほしいです。同じくMUSIC VIDEOの「SCANDAL IN THE HOUSE」がとても楽しいのです。各メンバーの、このバンドの中での立ち位置というものがよく判って、お得です。

 

多分、おそらく、十中八九、このバンドのベストのアルバムは、このアルバムです。(実は、この後『ハローワールド』も買ってしまったのですが、…やっぱり、ちょっと落ちるかな…、と。)少しずつ、他のアルバムにも手を伸ばしていこうかとは思っていますが、多分、結論は変わらないと思います。すいません、ラフで…。

 

 

 

STANDARD (初回生産限定盤)(DVD付)

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