アンクル・チャッキーの名盤紹介

私が名盤だと感じるCDアルバムを、次々と紹介していくブログです。読者様の心のどこかに引っ掛かって貰えれば、嬉しいです。

トラヴィス『インヴィジブル・バンド』

なんとなく、茫然と、音楽界の未来を、考えてみる。 今は、インターネット社会の到来や、コロナ騒動の中で、音楽業界が瀕死の状態に置かれているという見方が、あるように思うが…。 そうなのだが、決して音楽の未来は暗くない、というのが、私の漠然とした展…

『ザ・ホワイト・ストライプス』

彼らは、ロックンロールを終わらせたのか。 はたまた、新たなロックンロールを創造したのか。 お久しぶりです。 ずっと放置していたブログを、またまた再開させようかと思います。 筆者の気分で進む、このブログ。 またいつ中断するかわかりませんが、なるべ…

Frank Harrison Trio『First Light』

2000年代の、音。 最近、ジャズをよく聴いている。ジャズと言っても、わりかし新しい2000年代前後のジャズを、よく聴く。 自分で言うのもなんだが、最近の音楽を聴こうと思い立つことは、自分にとって良い傾向だと思う。 私は、昔の音楽を好んで聴く傾向があ…

ブギ・ダウン・プロダクションズ『クリミナル・マインデッド』

ヒップ・ホップの存在意義とは…。 ここ最近になるまで、私はヒップ・ホップというものが、どうしてもわからなかった。ヒップ・ホップは「悪い」感じがして、どうしてもとっつきにくかったのである。 私の最近の興味の中心はジャズにあるが、学生時代からの私…

小沼ようすけ『Jazz’n’Pop』

ニッポンのジャズ・ギタリストです。小沼ようすけ。 私は、この人の奏でる音だったり、醸し出す雰囲気が好きです。 一度、この人の演奏を、生で見たことがあるんです。ピアニストの塩谷哲さんとデュエットするコンサートだったのですが、塩谷さんが観客の笑…

ジョシュア・レッドマン『ムード・スウィング』

今回は、ジョシュア・レッドマンです。ジョシュア・レッドマン…、ご存知でしょうか? 突然ですが、モダン・ジャズの歴史は、マイルス・デイビスと共にあった、と言っても過言ではありません。クール・ジャズを産み出し、ハード・バップ、モード・ジャズを牽…

Break Time 8

これまた久々にやって来ました。ちょっと息抜きBreak Time。 今まで7回程Break Timeをやってきて、日々のよしなしごとを自分なりに深く考察してみる、みたいなことをずっとやってきたわけですが、まあ基本的にはその路線を踏襲しながらつらつらと書いていき…

ザ・ローリング・ストーンズ『メイン・ストリートのならず者』

久々のロックです。 皆さん、ローリング・ストーンズは、好きでしょうか。 世界で一番有名なロック・バンドと言われ、現役最長不倒バンドでもある、とにかく全てがレジェンドな彼らです。作成した名曲も、数知れず。不良っぽさと陽気さを伴って、音楽界を未…

クリュイタンス『フォーレ「レクイエム」』

美しい…。 最近、外出中にふと耳にした音楽に、私は耳を奪われました。その音楽が、「フォーレ」の作曲した音楽で、何という名前の楽曲だということも、その時は突き止めたのですが、家に着く頃には忘れてしまいました(涙)。 ネットで色々情報を調べてみた…

ノラ・ジョーンズ『ザ・フォール』

ブログ復帰第3弾は、ノラ・ジョーンズです。『ザ・フォール』。 この人、一応括りとしては、ジャズの人、ということになるのだろうか。なんせ、ジャズの一大レーベル、ブルー・ノート からCDを出しているのであるから。 しかし、分類の難しいアーティストで…

クレンペラー『メンデルスゾーン交響曲第3番「スコットランド」&第4番「イタリア」』

ブログ再開第2弾は…、初のクラシックです。 今回のブログでは、クラシックも扱っていきたいなぁ~、と、なんとなく思っていまして、早速ですが、手を出したものです。 さて、どう書いていこうか…。 クラシックっていうものは、分類のようなものが、細かくな…

ウェザー・リポート『ヘヴィ・ウェザー』

再スタート後、初の名盤紹介は、ここからです。ウェザー・リポート『ヘヴィ・ウェザー』。 このアルバム、ジャズ史上に燦然と輝く、名盤中の名盤といえます。 どのような点が、このアルバムを名盤たらしめてる要素なのか。 一言でいえば、「才能のスパーク」…

アンクル・チャッキーの名盤紹介、再開します。

4年半振りに戻ってきました。 「アンクル・チャッキーの名盤紹介」、4年半の時を超えて、再開したいと思います。 この4年半、色々ありました。その中でも一番大きな出来事は、私の仕事が、「建築」から「音楽」に変わったことです。 今年、2020年のことです…

チャック・レイニー『グルーヴの解釈』

ネタばらしです。このブログにおける、私のペン・ネーム、「アンクル・チャッキー」とは、このアルバムの中の1曲から取っています。 このブログを書き始めた、ちょうどその頃、このアルバムを手に入れて、そのあまりのカッコよさに、鳥肌立ちまくりだったた…

《KURT ROSENWINKEL TRIO JAPAN TOUR 2016》

本日、東京駅丸の内口近くの、COTTON CLUBにて、カート・ローゼンウィンケル・トリオの演奏を、聴きに行って来ました。 トリオのメンバーは、カート・ローゼンウィンケル・・・ギター、Dario Deidda・・・ベース、Joost Patocka・・・ドラムス、というもので…

『NEW PONTA BOX』

NEW PONTA BOX アーティスト: PONTA BOX 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント 発売日: 2005/05/21 メディア: CD クリック: 4回 この商品を含むブログ (4件) を見る さて、この愛らしい横顔に、見覚えがあるでしょうか。そうです。「アンクル・チャ…

ロバート・グラスパー『ブラック・レディオ』

「色」シリーズ、急遽、前回で終了とします。理由は、完全に自己都合です。大変申し訳ない。 というわけで、今回は、新世代のジャズ・ミュージシャンを紹介します。 ロバート・グラスパー。 音楽業界には、「グラスパー以降のジャズ」という言葉があるらしい…

マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン『ラヴレス』

前回は、ライヴ・レポートだったため、1回間を置いての、 「色」が主張する名盤 その③ です。 前回、チラッと、今回は「赤」になるんじゃないか、という余韻を残して終わりましたが、はい、今回は、「赤」です。 「赤」の名盤と言えば…、これでしょう『ラヴ…

《Tsukasa New Album ”Live LIFE” 発売記念 Special LIVE》

本日、ザ・プリンスパークタワー東京にて、ヴァイオリニスト、Tsukasaさんのライブを観に行って来ました。 …驚きました。 こんなに凄いミュージシャンが、日本にはまだまだいるんですね。 ホント驚きました。 2時間ほどのライブで、長丁場と言えば長丁場だっ…

イエス『危機』

「色」が主張する名盤 その② 危機(紙ジャケ SHM-CD) アーティスト: イエス 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン 発売日: 2009/07/22 メディア: CD クリック: 5回 この商品を含むブログ (2件) を見る 緑です。「緑」の名盤と聞いて、どれだけ多…

ジョニ・ミッチェル『ブルー』

「色」が主張する名盤 その① ブルー アーティスト: ジョニ・ミッチェル 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン 発売日: 2015/08/05 メディア: CD この商品を含むブログを見る 青いです。タイトルからして、青いです。 ジョニ・ミッチェル、2回目…

Break Time 7

久々のBreak Timeです。 前回のBreak Timeの後、何回かライブを観に行って、それの報告などをして来ましたが、久々に戻ってきました。 さて、今回のテーマは、「友達」です。 30代にもなるとですねえ、「友達」っていうのも、大きく質が変わってくると思うん…

《Senzoku Special Wind World 特別演奏会》

昨日、東京オペラシティコンサートホールにて、洗足スペシャル・ウインド・ワールドによる、演奏を聴きに行きました。 私にとっては珍しい選択である、クラシック(吹奏楽)のコンサートです。 何故、このコンサートに行こうと思ったかと言うと、まあ諸事情…

ジェフ・バックリィ『グレース』

私が、大学時代に嵌まっていたミュージシャンは、数多くいる。例えば、レッド・ツェッペリン。例えば、ニール・ヤング。例えば、ホワイト・ストライプス。 しかし、私の大学時代、最大の出会いは、このジェフ・バックリィとのものだろう。 彼が残した、唯一…

柴咲コウ『蜜』

女優であり、歌い手でもある、柴咲コウ。多才な人である。 このアルバムは、その柴咲コウの歌手としてのデビュー・アルバムであり、私はリアルタイムでは聴かなかったのだが、最近になって聴いてみて、びっくらたまげたのであった。 柴咲コウと言えば、この…

B.B.キング『ミッドナイト・ビリーヴァー』

ブルース…。 どうでしょう。 皆さんは、興味あるでしょうか。 B.B.キングと言えば、ブルース界のレジェンド位の人だと思うが、私はこういう人を割と避ける嫌いがあった。「こういう人」というのは、例えば、エルヴィス・プレスリー、チャック・ベリー、マデ…

《BRENNA WHITAKER》

今日、生ライブ鑑賞、第2弾として、ジャズの殿堂(だったかな?)、ブルーノート東京に行って来ました。 場所は、表参道。 私は、ニューヨークに行ったとき、blue note jazz club(だったかな?)に行こうと思っていて、行かなかったわけだが、そういうこと…

山崎まさよし 『HOME』

山崎まさよしが、世に知られるきっかけとなったアルバムである。 まあ世に知られるようになる一番の理由は、このアルバム収録の「セロリ」を、SMAPが歌ってヒットさせたことだろう。私はこのSMAPの歌を聴いたとき、「変な歌だなあ」とか思っていた。そのいび…

ロバート・プラント&アリソン・クラウス『レイジング・サンド』

え~、前回は、ライブ・レポート的な感じで、夢のようなひとときを、言葉足らずではありますが、お伝えしました。 録音演奏と、生の演奏は、これ程までに別物だったのか、と、眼を開かれた思いであります。 今月も、第2弾を既に予定しているので、また、今度…

《JAZZ SESSION "Moment"~音楽が生まれる瞬間~》

え~、ちょっと間を置いての、久々のブログです。 以前、このブログで、私がニューヨークに行き、「本場のジャズ・クラブに行ってくる!」と言っておきながら、実際にNYに行ってみると、ビビッてジャズ・クラブの門をくぐれなかった、というお粗末な出来事が…